背泳ぎで足が沈むというのをよく見かけます。

中には沈まない人もいますので、

沈むにはやはり理由があるのです。




一つは足に力を入れすぎているために沈むことです。

脚全体がピーンと伸びきって棒のようになっています。

これだけ力を入れてしまいますと、比重が増して沈みやすくなります。




さらに足首まで力が入ってしまい、

足の指先がずっと上を向いたまま動かしているのも見かけます。

足の指先に当たる面積は足の甲に比べますと、

ものすごく狭いので当然ながら進みません。




水を蹴るというよりは、水を切りながら泳いでいる感じになります。

ですから、足の甲で水を蹴れるようになるために

足首に力を入れずに泳ぐ必要があります。






もう一つは足の裏では水を捉えていますが、

足の甲では水を捉えていないということ。


足の裏でいくら水を押しても上体は浮きますが、

腰から下は下がりやすくなります。




足の甲でもしっかりと水を蹴るようにしましょう。

足の甲と裏の水を蹴る比率は3:7もしくは4:6が理想と言われています。

このバランスが崩れますと、体や腰・足が沈んだり

顔が水にかかってしまったりすることもあります。

蹴り上げたとしても水面に足が出ない様に気をつけましょう。