平泳ぎで1990年代に流行った泳ぎ方があります。

それがウェイブ泳法というものです。

アメリカのマイク・バローマン選手や、日本の林亨選手などがよく使用していた泳法です。



ウェイブ泳法とは大きく身体を水の上に出して、その勢いで前方に身体を持っていく泳法です。

波がうねるように泳ぐように見える事からウェイブ泳法と名付けられました。

バタフライのスイムのように身体や顔があがったら大きく前につっこむようなイメージです。




平泳ぎというのは元々は水没禁止というルールがありました。

1987年に水没禁止ががなくなりましてこのウェイブ泳法が流行りだしました。

林亨選手は2000年までこのウェイブ泳法で日本の平泳ぎのトップを牽引しました。

そう、北島康介選手が後にトップに立つまでの10年ほどまで。



1992年にアメリカのアメリカのマイク・バローマン選手が出した世界記録は

2002年に北島康介選手が更新するまで破られなかった記録でもあります。

ですので当時のウェイブ泳法とはかなり革新的な泳法だったと言えます。




2014年現在ではもう少しフラットな泳法が主流になっています。

ムリに身体を上げすぎますと、腰が下がってしまうという欠点があるのです。